tk2000の仕様
  1. 文章の表示
  2. スイッチと変数の名前
  3. 戦闘アニメ
  4. ウェイト
  5. 表示の優先順位
  6. 各種グラフィックの登録解除
  7. RTPなしでもプレイできるようにする
  8. その他

/* 文章の表示 */
「文章の表示」コマンドで、「¥>」、「¥<」、「¥!」、「¥.」などの文字をメッセージ内のどこかに入れると、文章の表示を制御できます。

効果
¥>abcde¥<「abcde」を瞬間表示する。
¥>abcde「abcde」をさらに早く瞬間表示する。
¥|この文字を置いた位置まで表示した後、1秒ウェイトする。
¥.この文字を置いた位置まで表示した後、1/4秒ウェイトする。
¥!この文字を置いた位置まで表示した後、Enterキーが押されるまでウェイトする。
¥^文章ウィンドウを自動で閉じる。

この他にもメッセージ内に、「¥n[x]」と入れるとデータベースの「主人公」に登録したx番目の主人公の名前を表示できたり、「¥v[y]」と入れるとy番目の変数v[y]の値を表示できます。

注意! ここでは円記号「¥」を全角文字で表示していますが、実際には半角文字でないと使えません。

/* スイッチと変数の名前 */
メモ帳などでスイッチ名(変数名)を書き、それをコピーし、スイッチ(変数)のリストでスイッチ(変数)を選択した状態で右クリック→貼り付けをすると、「名前」の入力枠では登録できない長さの名前を登録できます。

/* 戦闘アニメ */
  • 戦闘アニメ1フレームの時間は1/30秒。よって、3フレームで0.1秒。
  • 戦闘アニメの編集において、優先順位が小さいセルの上にそれよりも優先順位が大きくかつサイズも大きいセルが重なっているとそのままでは優先順位が小さいセルを選択できませんが、Ctrlキーを押しながらクリックすると選択できます。
  • 「戦闘アニメの表示」コマンドのオプション「アニメが完了するまでウェイト」の設定を利用してもアニメ内容が終了するとともにピタリと終了するわけではなくウェイトがわずかにかかります。複数の戦闘アニメを立て続けに表示すると戦闘アニメ間でアニメーションが瞬間的に途切れます。これを防止するには、「アニメが完了するまでウェイト」を使用しないで、戦闘アニメ同士の間に直前の戦闘アニメに要しているフレーム数分のウェイトを入れます。
  • 戦闘アニメを表示している最中にその対象となるイベントが動くと、戦闘アニメも同じ向きに移動します。

/* ウェイト */
ウェイト0.0秒は実際には1/60秒。 繰り返し処理や「定期的に並列処理する」イベントではその処理の最後や途中に0.0秒のウェイトを入れると動作が軽くなる場合があります。

/* 表示の優先順位 */
各種の表示の優先順位は

ムービー > メッセージ > 戦闘アニメ > ピクチャー  > イベントキャラ > マップチップ > 背景

となっています。ただし、tk2000 ver1.5未満ではピクチャーと戦闘アニメの優先順位は逆となっています。また、イベントおよびマップチップの優先順位は、設定によっては微妙に異なります。

/* 各種グラフィックの登録解除 */
データベースにおいて、歩行グラフィック、敵キャラグラフィック、戦闘背景グラフィックなどの登録を解除したい場合、そのグラフィックを「素材管理」を利用してそれぞれのフォルダから削除すると解除できます。そのグラフィックがRTPのものである場合には、一旦それをRTP以外のグラフィックに置き換えてからそのグラフィック素材を「素材管理」で削除します。

注意! マップイベントに使用している歩行グラフィックを入れたキャラセットを削除すると、そのイベントのグラフィックは登録解除されますが、ゲーム実行時にそのイベントを置いたマップに移動する際エラーメッセージが出て強制終了してしまいます。

/* RTPなしでもプレイできるようにする */
次の手順でRTPをインストールしていなくてもプレイできるようになります。
  1. ゲームデータの各種フォルダ(CharSet、Musicなど)の中に、ゲームで使用しているRTPファイルをインポートする。
  2. RPG_RT.exeと同じ階層にある「RPG_RT.ini」というファイルを開き、最後の行に「FullPackageFlag=1」と付け加える。
  3. RTPのデータフォルダの中にある「Harmony.dll」というファイルをRTP_RT.exeと同じ階層にコピーする。
注意! データベースにRTPのファイル(例えば、乗り物のグラフィック、システム効果音の「カーソル移動」など)を登録したままにしておくと、RTPをインストールしていない場合にゲーム起動と同時にエラーが出てプレイできないので、RTPのファイルは登録解除したり別のオリジナル素材に置き換えておく必要があります。

/* その他 */
  • 下層マップの編集において、周囲のチップに合わせて形状が補正されるチップは、Shiftキーを押しながら配置すると補正なしで配置されます。
  • テストプレイ中、文章ウィンドウで表示される文章は、Shiftキーを押しっ放しにすると「¥!」「¥.」が無視されて瞬間表示されます。
  • 「変数の操作」において「オペランド」にある項目のうち、「キャラ〜のX座標」「キャラ〜のY座標」はそれぞれ水平方向、垂直方向についてそのマップ上のどのマス目にいるかを表す値で、「キャラ〜の画面X」「キャラ〜の画面Y」はそれぞれ水平方向、垂直方向について何ドットの位置にいるかを表す値となっています。ただし、垂直方向については下方向が、値の大きくなる方向です。


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